俺「寝苦しい。枕幼女を買おう」

お疲れさま

おつ

俺「お、焼き鳥なんてどうだ？」

おまくら「ええな」

俺「どれにする？ やっぱおっさんは砂肝とか……」

おまくら「ちゅくね！！」

俺「」

おまくら「なんや」

俺「い、いや……意外だなって」

めっちゃいい話になってる……

ちょっと様子を見たい

どうにかパチ行きたいなあ

おっさんタイプ

もう安価なしんなんかな

〜夜〜

おまくら「ぐがー、ぐがー」

俺(相変わらずうるせぇなぁ。今日もべろちゅーでなんとか……)んっー

俺「ッ！？ 酒臭ッ！？」

おまくら「ぐがー、ぐがー」

俺「あ゛あ゛あ゛あ゛！！！！」

俺(このタイプってなんのために発売されたんだ？ どこに需要があんだよ！ 『おっさんタイプ枕 有効活用』検索……」

検索結果>>15

俺「競馬とパチと野球に詳しい……なるほどおっさんらしいな。いろいろ教えてもらってこいつで稼いで新しい枕でも買おう」

〜パチ屋〜

俺(休日なのに早起きしちまった。ねみぃ)ﾌﾜｧ

おまくら「なんや、あんちゃんねむいんか？ あまいっちゅーに。パチで勝ちたいなら開店待ちはきほんちゅーのきほんや」

俺「分かってるよ。その代わり詳しく教えてくれよ？ 」

おまくら「まかせとき」ふんすっ

パチ屋店員「あの、すみません」肩とんとん

俺「？」

パチ屋店員「お子さんは……」

俺「」

ほ

ごめん>>18

……………………

〜仕事場〜

俺「……」

先輩「おいぼさっとすんな！ いつまで頭寝かせてんだ」

俺「は、はい！」あせあせ

kskst

俺「……｣ﾁﾗｯ

『枕幼女おっさんタイプ。ギャンブル中毒により大量借金。主人破産へ……その他もクレーム相次ぎ販売停止。各寝具店回収開始』

俺(うそ、だろ？)

>>3のクソレスから
こんな感動巨編になるとは誰が予想出来ただろうか

いい話し相手になってくれたり愚痴きいてくれたりアドバイスしてくれる

かっこいい

おっさん…乙

これ目が覚めたら忘れちゃうやつやん

俺「じゃあ……」

俺(やっぱり信頼と安心の人気なタイプにするよな。あ、いっけね。値段見てなかった)ﾁﾗ

俺(た、たけぇ！！！！ 枕幼女ってこんなすんのか！？ たしかに妖精素材とか得体のしれないもの使ってるからな……そういうことか)

俺「あの、一番安いのは……」

店長「あんまり人気がないおっさんタイプですかね」

俺「じゃあ、それで……」

今からお前を殴る

おしり

おっさんタイプペロペロ

泣きそう

はあ！？

ギャンブル

処女喪失のときぬわぁーっていいそう

おまくら「ええやろ。つきあってくれや。そのためにうちを残したんやろ｣ｽｩ……

おまくら「これからは毎日吸うで」

俺「……枕が臭くなる」

おまくら「なんや臭いんやかいまさらやろが」

はよエッチさせろや
何のために書いてんだよ

〜飲み屋〜

俺(個室の座敷なら大丈夫だよな)

おまくら「うぉぉ！ あんちゃんふとっぱらやんけ！」

俺「まあ今日はお前に儲けさせてもらったしな」

おまくら「んじゃとりあえず生で！」

俺「はいはいわーったよ」

おまくら「あんちゃん」

俺「どうしたおっさん」

おまくら「あんちゃんにこうてもろてから毎日たのしーわ。ありがとーな」にこにこ

俺「！」

俺「ああ。おっ！ 来た来た」

おまくら「それじゃ！」

俺・おまくら「「かんぱーい｣｣ﾁﾝｯ

名作

〜数日後〜

俺「！！」新聞ﾍﾟﾗﾍﾟﾗ

おまくら「あんちゃんはよ。うちにもよませてーな」

俺「ぃ、いや……あ！ 茶こぼした！」ばしゃ

新聞＜ｼﾞｯﾄﾘ

おまくら「ぎゃ！ あんちゃんなにしてくれとんねん！ あー、だいふきだいふき……」とてとて

俺「わ、わりぃ」

最後…

〜競馬場〜

おまくら「おうましゃんおうましゃん！」きゃっきゃっ ><

俺「その調子で頼む」

おまくら「まったく、くっさい芝居やでほんま｣ﾎﾞｿｯ

俺(くせぇのはてめぇだろーが。お前がそんなんじゃなかったらそもそとこんなことには)ｲﾗｲﾗ

俺「で、どいつがいいんだ？ やっぱ一番人気で……」

おまくら「まちや、今日は雨天やろ？ あの馬は雨天の芝をしらん。やめとき」

俺「！」

おまくら「でもあいつは〜……」

この時間じゃ厳しいだろうあ

それから俺とおっさんは遊びまくった

〜競馬場〜

＼ﾜｧー／

おまくら・俺「「負けたー！！」」

〜ドライブ〜

おまくら「あんちゃん！ 海や！ 海がみえるで！」

俺「たまに中途半端に幼女っぽくなるな」

おまくら「もっととばしてーな！」

俺「はいよ｣ﾌﾞｰﾝ

おまくら「ひゃっふー！」きゃっきゃっ ><

感動巨編かな

……………………

俺「おやすみ」電気ｶﾁｯ

おまくら「おやすみなー」

俺「……」

おまくら「……なあ、まだおきとるか？」

俺「……」

おまくら「あんちゃんって、ほんとーにうちが欲しくてうちを買ったんか？」

俺「……」

おまくら「なに辛気臭い顔しとんねん」

俺「なんでこの部屋でわかんだよ」

おまくら「はっ、みんでもわかるわ。で、実際のとこどうなんや。なぁに、何言われてもうちは傷つかん……もともとは店でずっと眠っとるはずのもんやったし」

ゲーム好きなおっさん幼女欲しい

……………………

おっさんまくら幼女「ぐがー、ぐがー」

俺(いびきうるせぇ！！！！) ´><`

おまくら「うぃー」おまんまんぼりぼり

俺(はしたねーし……)

俺(くそ、結局寝れねぇ……なんとかして寝ねーと>>10)

………………

おまくら「……｣ｶﾁｶﾁ

俺(これでひとまず打ちたい欲は抑えられるか？)

おまくら「なああんちゃん。やっぱ上手いこと増やしたるさかい、な？」

俺(！？ ッ、やっぱだめなのか？)

俺「>>42」

やっぱお兄さんに引き渡してくれんか？

………………

〜数年後〜

俺「あー、寝苦しい」

俺「眠れねぇ……｣ｺﾞﾛｺﾞﾛ

俺「まくらくせぇ『おっさん』の臭いがするわ｣ｽﾝｽﾝ

俺「あ、これ俺の臭いか。俺ももうおっさんか」

俺「おっさんサイコー」

俺「……｣ｸﾞｽｯ

俺「あーくそ｣ｸﾞｽｯ

「おっさんがメンタル強いなんて大嘘じゃねぇか……」

俺「本当にさ、最近楽しくて、ずっと夢見てるみたいなんだ。おかげで仕事には身が入んなくて会社では上からボロカスいわれてるけどな｣ﾍﾗﾍﾗ

俺「次はどーする？ 本当はもっといろんな店行きたいけどいかんせんその容姿がダメだな。あーもう外身もおっさんだったらよかったのによ」

俺「おっさんサイコー！ ｣ﾍﾗﾍﾗ

おまくら「あんちゃんえらい酔っとるな」

俺「まあな〜」

おまくら「……なあ、たばこ、ええか？」

俺「んぁ？ いいけど、一本だけな。 最近金使いすぎてよ｣ｽｯ

おまくら「ありがとーな」とてとて

俺「んー、じゃあ先寝てるわー」手ひらひら

すげーよくできた話になってて草

…………………

＼ﾜｧー／

俺「うおおおおお！ すげぇ！ 勝った！」

おまくら「せやからいうたやろ？」どや

俺(これで新しい枕幼女も夢じゃねぇ！)

おまくら「今日くらいしょぼいチューハイ以外でたのむで」

俺「ああ分かってるって」

〜宅飲み〜

俺「今日はワイン買ってきた。安もんだけど」

おまくら「ごほっ！げほっ！ しっっっぶ！ なんやねんこれぇ！ 」

俺(洋酒苦手なんだな)

俺「次は何する？」

おまくら「せやなー……>>77」

おまくら「……あんちゃん、だっこしてーな」

俺「今さら甘えん坊タイプに路線変更か？ だからそういうのはもういいって……」

おまくら「ちがうて。おっさんタイプはどこまでいってもおっさんタイプや。やからな？ シガーキスができるのもおっさんタイプだけや」

おまくら「んっ、はよもちあげて｣ｽｯ

俺「なんだそれ」だっこ

おまくら「ええやん。ええ夜景やわ」

俺「おっさんの身長じゃ見えないもんな」

おまくら「まあ、幼女に夜景のよさやかわからんからそれでええんやろうけどな」

俺「おっさんも幼女じゃん」

おまくら「あほ、夜景のよさが分かるのもおっさんタイプやで」

……………………

＼ﾋﾟｰﾝﾎﾟｰﾝ／

俺「……はい｣ｶﾞﾁｬ

寝具店「あの、おっさんタイプを購入した方ですよね？」

俺「……」

寝具店「回収に来ました。いきなりですみません……しかしお金の方は全額返済しますので」

俺「>>31」

ほ〜しゅほしゅほしゅほっしゅほしゅ〜

おまくら「もうええんとちゃうんか。元々ええ扱いはされんと悟っとる身やし、うちは十分己の枕人生を謳歌したけん」

俺「なんでそんなこと言うんだよ」

おまくら「……」

俺「お前もしかして昼のコレクターとのやりとり見てたのか？」

おまくら「寝具店から見とる。それに新聞やかみんでも今どきテレビつけたらいっぱつやて」

俺「なんだ。全部知ってたんだな」

俺「！ まさかおっさん、意地でもギャンブルしようとしてたのって……！」

おまくら「……さあ？ それはどうやろな〜｣ｹﾗｹﾗ

おまくら(ほんとにな)

〜朝〜

俺「頭いてぇ。飲みすぎた｣ｽﾞｷｽﾞｷ

俺「ん？ あれ？ おっさん？ おっさーん｣ﾂｶﾂｶ

俺「……？ なんかベランダ焦げくせーな。なんか焼いたみてーな｣ｶﾞﾗﾗ

俺「！！！！」

その瞬間俺は、酔いからも夢からも、目が覚めた。

競馬とパチと野球に詳しい

お散歩

俺「口塞いだらマシになるか？」ちゅっ

おまくら「ぅに」

俺「ちゅ、ちゅﾑ……」ちゅっ、ちゅﾍﾟﾛﾍﾟﾛ

おまくら「ぅみゅ」

………………

ｶﾞﾁｬ

俺「はぃ……」

枕幼女ｺﾚｸﾀｰ「あの、お宅、まだおっさんタイプの枕幼女を保有していますよね？」

俺「！？ どこでそれを？ だったらどうしたんですか」

コレクター「実は私こういうものでして｡ﾋﾋ」つ名刺

俺「枕幼女ｺﾚｸﾀｰ？」

誰だ！？

俺「あ、あの……タイプ的にギャンブル中毒に陥りやすいってだけで、別にどの個体もそうなるってわけじゃないんですよね」

寝具店「まあそれは。しかし」

俺「ならもう少し様子を見させてください！ 他のおっさん要素にはもう慣れてるんで」

寝具店「そう、ですか。しかしこうなった今ギャンブル等で生じた被害額の保証は行なっておりませんがよろしいでしょうか」

俺「はい。そこは自己責任で」

寝具店「分かりました。返品の方はいつでも受け付けますので。それでは失礼いたしました」てくてく

はいよろこんでぇ！！！

しかしおっさんタイプにはまだまだ問題があった。

俺「ただいま」

俺(ッ！？ うるせっ、テレビ大音量でスポーツ観戦してるし！)

おまくら「んぁ？ あー、あんちゃん。酒」

俺(え、こいつ酒飲むのかよ。俺の分しかねーよ)

俺「いや、さ、枕幼女は甘いものが好きだって聞いてチョコとか買ってきたんだけど……」

おまくら「はぁ？ あんちゃんわればかにしとるんか？ チョコで酒が飲めるかて！ さきイカぎしこーやろが！」ぷんぷん

俺「わ、わかったよ。買ってくるって」

おまくら「たのむでほんま」

おっさんタイプが人気ないって悲しいな

神スレ

神スレ

設計者が一番悪い

おまくら「んぁー、どうにかして打てんかなー」

俺(ギャンブル……それもわざわざ一度は無理だったやつを……やっぱりそういうことなのか？)

俺「ネットゲームで打てるやつがあるんだ。それじゃだめか？」

おまくら「オンラインカジノってことかいな」

俺「いや、あくまでお遊びだけど」

おまくら｢ｶｧ〜〜〜！ あんちゃんわかっとらんなぁ、あんな？ ギャンブルってのはな？」

これは期待

コレクター「はい。レアな枕幼女を集めておりまして……おっさんタイプは今まで希少価値がなかったのですがこの度の事件で唐突に入手不可となってしまいまして、界隈の中で希少価値が高騰したんです」

俺「で、うちのを引き渡せと」

コレクター「理解が早くて助かります｡ﾋﾋ」

コレクター「これくらいでどうです？｣ﾍﾟﾝｽﾗｽﾗ スッ

俺(！ 新品の人気枕幼女が二人も買えちまうほどの金)

コレクター｢ﾋﾋ」

俺「>>48」

おまくら「あんちゃん。たばこくれ」

俺「んぁ？ なんだ、おっさんも吸うのか。……ベランダでな」

〜ベランダ〜

おまくら｢ﾝｽｯ……ｩｩ、ごほっ！ ごほっ！」

俺「おっさんやっぱり……」

おまくら「あほ！ おっさんタイプやぞ！ ただの小娘やないねん！ たばこくらいは嗜みや！ 」

おまくら「それにな……？ もっとあんちゃんといろんなことして遊びたいんや」

俺「……｣ｽﾊﾟｰ

やだ